ANAマイルの国内線特典航空券は前日まで予約が可能で、JALマイルと異なり予約変更も可能な便利な特典となっています。
そんなANAマイルに残念なお知らせが届きました。
2024年10月27日(日)搭乗分よりANAマイルを利用した国内線特典航空券の必要マイル数がアップし、事実上の改悪となってしまう改定がなされることが明らかになりました・・・
羽田・成田・関空・伊丹など国内線利用でも使える空港ラウンジの入り方はこちら!
\お得な年会費で世界中の空港ラウンジに入れる/
ANA 国内線特典航空券の概要
ANA 国内線特典航空券とは?
ANAが提供する国内線特典航空券とは、ANAマイルをANA便名の国内線の航空券に交換できるサービスです。
ANA便名であればコードシェア便も対象となっており、北海道路線で有力やエアドゥや、福岡・北九州への便数が多いスターフライヤーなどの航空券に交換することも可能です。
予約できる区間は1区間(片道)か2区間となっていますが、往復とも那覇空港にて乗り継いで沖縄の離島(石垣島・宮古島など)に向かう場合は、計4区間での予約も可能です。
必要マイル数の算出方法
ANAの国内線特典航空券の必要マイル数は搭乗する「区間」と「シーズン」によって決定されます。
まず、シーズンは「ローシーズン(L)」、「レギュラーシーズン(R)」、「ハイシーズン(H)」の3種類になっています。
春・夏・冬休みなど飛行機の利用者が多い繫忙期がハイシーズンに設定されており、2024年の場合以下のような設定になっています。
- ローシーズン:1/11~2/29、4/4~4/24、12/1~12/25
- レギュラーシーズン:3/1~3/7、5/7~8/1、8/19~11/30
- ハイシーズン:1/1~1/10、3/8~4/3、4/25~5/6、8/2~8/18、12/26~12/31
区間は「0~300マイル」、「301~800マイル」、「801~1,000マイル」、「1,000~2,000マイル」の4種類になっています。
東京出発の場合、代表的な区間のマイル数は下記の通りです。
801マイルを超えるのは沖縄のみとなっており、301~800マイルの路線数が最も多くなっています。
- 0~300マイル:秋田、庄内、仙台、新潟、八丈島、富山、小松、能登、名古屋、大阪
- 301~800マイル:他区間に含まれない路線(札幌、函館、広島、松山、福岡など)
- 801~1,000マイル:沖縄(那覇)
- 1,000~2,000マイル:石垣、宮古
必要マイル数の改定内容
2024年10月27日(日)搭乗分よりANA国内線特典航空券の必要マイル数が500~1,500マイルアップすることが発表(公式リリースはこちら)されました。
10月27日搭乗分からが対象となりますので、10月26日搭乗分までは対象外であり、現状のマイル数での予約が可能です。
改定前後のマイル数はこちらになります。前年ながら改悪となってしまいました・・・
マイレージ(1区間) | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
---|---|---|---|
0~300マイル区間 | 改定前:5,000 改定後:6,000 | 改定前:6,000 改定後:6,500 | 改定前:7,500 改定後:9,000 |
301~800マイル区間 | 改定前:6,000 改定後:7,000 | 改定前:7,500 改定後:8,500 | 改定前:9,000 改定後:10,500 |
801~1,000マイル区間 | 改定前:7,000 改定後:8,000 | 改定前:9,000 改定後:9,500 | 改定前:10,500 改定後:12,000 |
1,001~2,000マイル区間 | 改定前:8,500 改定後:9,500 | 改定前:10,000 改定後:10,500 | 改定前:11,500 改定後:13,000 |
シーズン毎のマイル数のアップは以下の通りとなっており、10%程度の増加になっています。
- ローシーズン:1,000マイルアップ
- レギュラーシーズン:500マイルアップ
- ハイシーズン:1,500マイルアップ
ハイシーズンの場合、往復で1人あたり3,000マイルのアップになりますので、家族4人と考えると、計12,000マイルとなり、無視できない影響がありそうです。
ANAでは国際線も必要マイル数がアップしており、世界的に見てもマイル数の増加は共通的な傾向となっているので、マイルは貯めこみすぎずにドンドン使っていきましょう!
トクたびマイルへの影響は?
対象路線・期間限定で国内線特典航空券が3,000マイルからおトクに利用できるトクたびマイル。
半額程度のマイル数で航空券に交換できてしまうので、非常におトクなサービスになっています。
残念ながらトクたびマイルも同様に必要マイル数がアップすることとなりました。
改定前のトクたびマイルの必要マイル数は下記のとおりで、割引率は通常時からおよそ35~50%引きとなっていました。
路線距離 (単位:マイル) | L (ローシーズン) | R (レギュラーシーズン) | H (ハイシーズン) |
0~300マイル区間 | 3,000 | 3,000 | 4,500 |
301~800マイル区間 | 3,000 | 4,500 | 6,000 |
801~1,000マイル区間 | 4,000 | 6,000 | 7,500 |
1,001~2,000マイル区間 | 5,500 | 7,000 | 8,500 |
一方、改定後に発表されたトクたびマイルの必要マイル数は500 or 1,000マイルアップとなっています(24年11月現在)
東京⇔九州・北海道などの主要幹線が該当する301~800マイル区間が1,000マイル増加しまったのは痛手ですね・・・
24年12月時点ではロー・レギュラーシーズンのみが対象となった実績がありますが、改定後のマイル数とその増加分は以下の通りです。
最低3,000マイルからの発券が残るか心配でしたが、24年12月のローシーズンの短距離区間(0~300マイル)は3000マイルであったため、無事据え置きとなりました。
路線距離 (単位:マイル) | L:24年12月実績 (ローシーズン) | R:24年11月実績 (レギュラーシーズン) | H:予想 (ハイシーズン) |
0~300マイル区間 | 3,000 (+0) | 3,500 (+500) | 5,000 (+500) |
301~800マイル区間 | 4,000 (+1,000) | 5,500 (+1,000) | 7,000 (+1,000) |
801~1,000マイル区間 | 5,000 (+1,000) | 6,500 (+500) | 8,500 (+1,000) |
1,001~2,000マイル区間 | 6,000?(+500?) | 7,500 (+500) | 9,500 (+1,000) |
まとめ
本記事ではANAマイルを利用した国内線特典航空券の必要マイル数がアップしてしまう改悪の発表をお知らせしました。
- ローシーズン:1,000マイルアップ
- レギュラーシーズン:500マイルアップ
- ハイシーズン:1,500マイルアップ
国内線特典航空券は長らく必要マイル数が変化していなかったこともあり、非常に残念なニュースですが、マイルは貯めこみすぎずにドンドン使っていきましょう!
羽田・成田・関空・伊丹など国内線利用でも使える空港ラウンジの入り方はこちら!
\お得な年会費で世界中の空港ラウンジに入れる/