東京・大阪・名古屋だけでなく、日本各地から直行便が就航している中国・上海。
上海旅行はもちろんのこと、上海を拠点としている中国東方航空や上海航空など中国系の航空会社を利用して、東南アジアや欧州などに乗り継ぎ目的で立ち寄る方も多いのではないでしょうか。
上海浦東空港には第1ターミナル(T1)・第2ターミナル(T2)と第1・第2それぞれのサテライトターミナル(S1とS2)の計4つのターミナルがあります。
本記事ではそれぞれのターミナルでのプライオリティパスラウンジ一覧をご紹介します。
その中でも第1ターミナルのFirst Class Lounge(No.39)を詳しくご紹介します。
目次
上海浦東空港プライオリティパス対応ラウンジ一覧
上海浦東空港には第1ターミナル(T1)・第2ターミナル(T2)と第1・第2それぞれのサテライトターミナル(S1とS2)の計4つのターミナルがあります。
サテライトターミナルは第1ターミナルまたは第2ターミナルにてチェックインや荷物検査などを済ませた後、専用の列車に乗って移動することになります。
各ターミナルを発着する主な航空会社は以下の通りとなっています。
- 第1ターミナル(T1)・第1サテライトターミナル(S1):JAL、中国東方航空など
- 第2ターミナル(T2)・第2サテライトターミナル(S2):ANA、中国国際航空など
第1ターミナル(T1)
第1ターミナルは日系ではJAL、中国系では中国東方航空や上海航空などスカイチームメンバーが発着します。
第1サテライトターミナル(S1)利用の場合でもチェックインや荷物検査などは第1ターミナル(T1)にて実施となりますので、第1ターミナルのラウンジが利用可能です。
China Eastern Airlines Lounge(No.36)
中国東方航空が運営する航空会社系ラウンジになります。
注意点としては中国東方航空(MU)、上海航空(FM)、中国聯合航空(KN)などスカイチームの航空会社を利用する乗客のみ利用可能であることです。
- 入室資格:スカイチーム(中国東方航空など)の航空会社の利用客のみ
- 場所:保安検査通過後No.36の表示に沿って移動した4F
- 営業時間:始発便~最終便
- 食事:本格的な食事、アルコールを提供
- 設備:シャワー、マッサージチェアー
- 利用条件:2時間まで滞在可能
First Class Lounge (No.39) ★本記事紹介
特定のクレジットカードでも利用できる民間ラウンジになります。
First Class Loungeは第一サテライトターミナルにもありますが、食事や設備面はほとんど同様となっています。
- 場所:保安検査通過後No.36の表示に沿って移動した4F
- 営業時間:6:00~22:30
- 食事:本格的な食事、アルコールを提供
- 設備:シャワー
- 利用条件:2時間まで滞在可能
第1サテライトターミナル(S1)
第1サテライトターミナル発着便はゲート番号が”G”から始まる便となっており、サテライトターミナルまでは専用の列車に乗って移動することになります。
第1ターミナル搭乗者は利用できませんのでご注意ください。
China Eastern Airlines Lounge(No.137)
中国東方航空が運営する航空会社系ラウンジになります。
注意点としては中国東方航空(MU)、上海航空(FM)、中国聯合航空(KN)などスカイチームの航空会社を利用する乗客のみ利用可能であることです。
航空会社系ラウンジであるため、First Class Loungeよりも広々とした空間になっており、食事のバラエティも豊富です。
スカイチーム利用の場合は利用をオススメします。
- 入室資格:スカイチーム(中国東方航空など)の航空会社の利用客のみ
- 場所:S1に到着後、No.137の表示に沿って移動した5F
- 営業時間:5:30~最終便
- 食事:本格的な食事、アルコールを提供
- 設備:シャワー、マッサージチェアー、靴磨きサービス
- 利用条件:2時間まで滞在可能
First Class Lounge (No.135B)
特定のクレジットカードでも利用できる民間ラウンジになります。
First Class Loungeは第一ターミナルにもありますが、食事や設備面はほとんど同様となっています。
- 場所:S1に到着後、No.135Bの表示に沿って移動した4F
- 営業時間:6:00~22:30
- 食事:本格的な食事、アルコールを提供
- 設備:シャワー
- 利用条件:2時間まで滞在可能
First Class Lounge(No.39)への行き方
第1ターミナル(T1)にあるFirst Class Lounge(No.39)は保安検査を抜けた後、「VIP Lounge」の案内に従ってエレベーターを昇ると到着することが出来ます。
保安検査を抜けた後は頭上のサインで「VIP Lounge」や「39」と書かれている標識を探します。
中国の空港ではラウンジも搭乗口同様に数字が割り当てられていますので、「39」という数字の案内に従えば分かりやすいかと思います。
ラウンジに繋がるエスカレーターの手前には「39」のVIP Loungeの案内とともにPriority Passの案内もありました。
エスカレーターで4Fまで上がった先にFirst Class Loungeの受付がありますので、プライオリティパスと搭乗券を提示します。
受付のスタッフより利用は2時間までという案内があり、無事入室できました!!
なお、中国東方航空などスカイチームの搭乗者はFirst Class Loungeと同じ階にある中国東方航空ラウンジ(No.36)も利用可能ですので、ラウンジ巡りもスムーズに行うことが出来ます。
First Class Lounge(No.39)の雰囲気
First Class Loungeは少し年季が入っていますが、席数も多く広々とした空間です。
ラウンジに入ってすぐの廊下はピカピカに磨かれていて、歩くだけでテンションが上がるような空間になっています。
少し進むと、ゆったりと座ってくつろぐことができるソファ席や食事に向いているダイニングテーブルがあります。
また、PC作業をしたい方向けのデスクも用意されています。
電源はグローバル対応となっており、変換コネクタ不要でコンセントが使えるのはとても便利でした。
First Class Lounge(No.39)の食事
First Class Loungeではヌードルバーとスパゲッティなどのホットミールが数種類用意されています。
航空会社の上級会員向けにも開放しているラウンジとしてみると少し物足りない気もしますが、乗り継ぎの合間に簡単な食事をするだけなら十分かと思います。
一番のオススメはヌードルバーとなっており、出来たてのヌードルにお好みのトッピングを追加する方式になっています。
トッピングは4種類の選択肢から自由に選んで追加してもらえます。
高菜のような野菜と、スパイシーなひき肉、はんぺんのようなものがありました。
左奥のひき肉はかなり辛いので、辛いものが苦手な方はお気を付けください。
全てのトッピングを追加ヌードルの完成形はこのようになりました。素麺のような軽い麺になっているので、朝食などにもピッタリかと思います。
ホットミールの種類はあまり多くなく、スパゲッティや豚肉の炒め物、ベーコンとポテトといったラインナップになっています。
サラダとフルーツも数種類ありましたがあまりラインナップは多くない印象です。
デザートはケーキがチョコレートブラウニー、チーズケーキ、抹茶ケーキの3種類ありました。
飲み物はビールにワイン、各種ソフトドリンクに加えて、コーヒーマシンがありました。
ビールは青島(チンタオ)ビールやハルビンビールがあるのが中国らしくて良いですね。
このように最低限の食事や飲み物があるものの、国際線ラウンジとしてはラインナップに乏しい印象です。
First Class Lounge(No.39)のシャワー
First Class Loungeにはシャワーがあります。
ラウンジの奥側に進んでいくと、トイレがあるエリアの一角にシャワーがあります。
スタッフにシャワーを利用したい旨を伝えればシャワーを浴びることができます。
空港ラウンジ入り放題のプライオリティパスとは?
空港ラウンジでは出来立ての食事やアルコール、シャワールームが備わり、出発までの時間を優雅に過ごすことができます。
そんな空港ラウンジを世界中で使い放題のサービスがあることをご存知でしょうか?
プライオリティパスとは「世界145カ国・1,500カ所以上」の空港ラウンジを利用できる会員制のサービスとなっています。
プライオリティパスには以下の3種類があり、何度でも利用可能な「プレステージ」会員の資格は429USドルと日本円で7万円以上もしてしまいます。
プラン | スタンダード | スタンダード・プラス | プレステージ |
---|---|---|---|
年会費 | 99ドル 約15,000円 | 329ドル 約50,000円 | 469ドル 約71,000円 |
利用料金 | 35ドル 約5,000円 | 10回無料 11回目より35ドル(5,000円) | 無料 |
とてもじゃないけれどもたまにしか行かない旅行にそんな年会費を払えないですよね・・・( ノД`)
でももっとおトクにプライオリティパスを発行する方法があります!
それはプライオリティパスが付帯するクレジットカードを発行することです。
プライオリティパスが付帯するクレジットカードには複数ありますが、年会費などを比較表にまとめてみました。
①楽天プレミアムカード
プライオリティパスのクレジットカードは年会費が高額なクレジットカードが多い中、最も気軽な年会費で空港ラウンジを楽しめるのが楽天プレミアムカードになります。
プライオリティパスのレストランにも対応しているため、やんまだけでなく、成田・関西・中部空港にあるお好み焼レストランの「ぼでじゅう」も無料で利用することができます。
楽天プレミアムカードは国内外のラウンジに入れるだけでなく、楽天市場でのポイントが+2倍になり、楽天ポイントがあっという間にたまります。
また、自宅⇔空港間の手荷物宅配が年間2回まで無料の特典もついてくるのも大きな魅力です。
手荷物宅配は通常2000~3000円程度掛かることを考えると、元を取るのは比較的簡単かと思います。
注意点としては、2025年からプライオリティパスの利用が5回/年までの利用に制限されてしまいます。
ただ各シーズン1回の旅行の方には年間5回でも十分という方も多いのではないでしょうか。
\お得な年会費で世界中の空港ラウンジに入れる/
②セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」は国内外の空港ラウンジに入り放題になるプレステージ会員が付帯するだけでなく、JALマイルの還元率が1.125%と高還元になっています。
楽天プレミアムカードよりも年会費は高くなってしまいますが、旅行回数の多い方には「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」がオススメです。
まとめ
上海空港第1ターミナルと第1サテライトターミナルにはそれぞれ中国東方航空が運営するChina Eastern Airlines Loungeと、民間企業が運営するFirst Class Loungeがあります。
本記事では第1ターミナルのFirst Class Loungeへの行き方や雰囲気、食事内容についてご紹介しました。
First Class Loungeは最低限の食事や飲み物があるものの、ラインナップはあまり豊富でない印象です。
中国東方航空などスカイチームに搭乗される場合は、同じフロアにある中国東方航空運営のChina Eastern Airlines Loungeを利用されることをオススメします。
それではプライオリティパスで快適な空港ライフをお楽しみください!