東京・大阪・名古屋だけでなく、日本各地から直行便が就航している中国・上海。
上海旅行はもちろんのこと、上海を拠点としている中国東方航空や上海航空など中国系の航空会社を利用して、東南アジアや欧州などに乗り継ぎ目的で立ち寄る方も多いのではないでしょうか。
上海浦東空港には第1ターミナル(T1)・第2ターミナル(T2)と第1・第2それぞれのサテライトターミナル(S1とS2)の計4つのターミナルがあります。
本記事ではそれぞれのターミナルでのプライオリティパスラウンジ一覧をご紹介します。
その中でも第1サテライトターミナルの中国東方航空ラウンジ(No. 137)を詳しくご紹介します。
目次
上海浦東空港プライオリティパス対応ラウンジ一覧
上海浦東空港には第1ターミナル(T1)・第2ターミナル(T2)と第1・第2それぞれのサテライトターミナル(S1とS2)の計4つのターミナルがあります。
サテライトターミナルは第1ターミナルまたは第2ターミナルにてチェックインや荷物検査などを済ませた後、専用の列車に乗って移動することになります。
各ターミナルを発着する主な航空会社は以下の通りとなっています。
- 第1ターミナル(T1)・第1サテライトターミナル(S1):JAL、中国東方航空など
- 第2ターミナル(T2)・第2サテライトターミナル(S2):ANA、中国国際航空など
第1ターミナル(T1)
第1ターミナルは日系ではJAL、中国系では中国東方航空や上海航空などスカイチームメンバーが発着します。
第1サテライトターミナル(S1)利用の場合でもチェックインや荷物検査などは第1ターミナル(T1)にて実施となりますので、第1ターミナルのラウンジが利用可能です。
China Eastern Airlines Lounge(No.36) ★オススメ
中国東方航空が運営する航空会社系ラウンジになります。
注意点としては中国東方航空(MU)、上海航空(FM)、中国聯合航空(KN)などスカイチームの航空会社を利用する乗客のみ利用可能であることです。
- 入室資格:スカイチーム(中国東方航空など)の航空会社の利用客のみ
- 場所:保安検査通過後No.36の表示に沿って移動した4F
- 営業時間:始発便~最終便
- 食事:本格的な食事、アルコールを提供
- 設備:シャワー、マッサージチェアー
- 利用条件:2時間まで滞在可能
First Class Lounge (No.39)
特定のクレジットカードでも利用できる民間ラウンジになります。
First Class Loungeは第一サテライトターミナルにもありますが、食事や設備面はほとんど同様となっています。
- 場所:保安検査通過後No.36の表示に沿って移動した4F
- 営業時間:6:00~22:30
- 食事:本格的な食事、アルコールを提供
- 設備:シャワー
- 利用条件:2時間まで滞在可能
第1サテライトターミナル(S1)
第1サテライトターミナル発着便はゲート番号が”G”から始まる便となっており、サテライトターミナルまでは専用の列車に乗って移動することになります。
第1ターミナル搭乗者は利用できませんのでご注意ください。
China Eastern Airlines Lounge(No.137) ★本記事紹介
中国東方航空が運営する航空会社系ラウンジになります。
注意点としては中国東方航空(MU)、上海航空(FM)、中国聯合航空(KN)などスカイチームの航空会社を利用する乗客のみ利用可能であることです。
航空会社系ラウンジであるため、First Class Loungeよりも広々とした空間になっており、食事のバラエティも豊富です。
スカイチーム利用の場合は利用をオススメします。
- 入室資格:スカイチーム(中国東方航空など)の航空会社の利用客のみ
- 場所:S1に到着後、No.137の表示に沿って移動した5F
- 営業時間:5:30~最終便
- 食事:本格的な食事、アルコールを提供
- 設備:シャワー、マッサージチェアー、靴磨きサービス
- 利用条件:2時間まで滞在可能
First Class Lounge (No.135B)
特定のクレジットカードでも利用できる民間ラウンジになります。
First Class Loungeは第一ターミナルにもありますが、食事や設備面はほとんど同様となっています。
- 場所:S1に到着後、No.135Bの表示に沿って移動した4F
- 営業時間:6:00~22:30
- 食事:本格的な食事、アルコールを提供
- 設備:シャワー
- 利用条件:2時間まで滞在可能
China Eastern Airlines Lounge(No.137)への行き方
第1サテライトターミナル(S1)にあるChina Eastern Airlines Loungeには、第1ターミナルから空港内を走る専用の電車に乗って移動することになります。
ターミナル間移動用の列車を降りると地下1階に到着することとなります。
到着後は休息室(VIP Lounge)の案内に従い、エレベーターで5Fまで上がるのが最も簡単な行き方になります。
もしくはエスカレーターで5Fまで上がることも可能です。
搭乗ゲートのある3Fにいる場合は、休息室(VIP Lounge)の案内に従いエスカレーターで5Fまで上がってください。
なお、第1サテライトターミナルのもう一つのプライオリティパス対応ラウンジであるFirst Class Lounge (No.135B)は真下の4Fにありますので、ラウンジ巡りも簡単にすることができます。
5Fに到着すると、No.119とNo.137の2つのラウンジがありますが、プライオリティパス対応しているNo.137に向かいます。
受付にてプライオリティパスと搭乗券を提示します。
受付のスタッフより利用は2時間までという案内がありました。
China Eastern Airlines Lounge(No.137)の雰囲気
China Eastern Airlines Loungeは中国東方航空の上級会員向け航空会社ラウンジだけあり、かなり広々とした空間が広がっています。
入口付近にはグローバル電源とUSBポートが備わったソファ席があります。
PCでの作業をされる方にオススメです。
少し進むと、ゆったりと座ってくつろぐことができるソファ席が広がっています。
寝転んで仮眠を取っている人もいて静かでしたので、静かな環境でくつろぎたい方にはこちらのエリアがオススメです。
ラウンジの奥側には食事用のダイニングテーブルが多数あります。
食事やお酒を楽しみたい方はラウンジの入口側ではなく、奥側まで進んでダイニングテーブルに座るのがオススメです。
China Eastern Airlines Lounge(No.137)の食事
China Eastern Airlines Loungeはサンドイッチやフルーツといった軽食から、中国東方航空名物のヌードルバーまで食事のバラエティーに富んでいます。
一番のオススメはヌードルバーとなっており、出来立てのヌードル(MU Noodle)に自分でトッピングを選ぶ形式になっています。
麵の量は1人前(100g)の他に半人前(50g)も選択可能ですので、軽く食べたいときには半人前をご選択ください。
トッピングは4種類の選択肢から自由に選んで追加することができます。
高菜のような野菜、スパイシーな豚ひき肉、はんぺんのようなもの、キノコがはいったソテーがありました。
香辛料も選択式となっており、自分の好みの味に仕上げることができます。
中華らしい点心もあり、豚まんの他に小豆や野菜の餡が入った点心もありました。
ほかにもチャーハンやパスタ、ソーセージに煮卵といった食事も提供されています。
軽食としてはサラダにフルーツ、サンドウィッチなどがありました。
私が朝食に取ったのは以下のメニューになります。
本格的なヌードルに点心と中国に来た!という気分になれるような満足のいく食事となりました。
China Eastern Airlines Lounge(No.137)のシャワー
China Eastern Airlines Loungeにはシャワーがあります。
ラウンジの奥側に進んでいくと、トイレやシャワーのマークが見えます。
さらに進むと受付がありますので、受付にてシャワーを利用したい旨を伝えればシャワーを浴びることができます。
空港ラウンジ入り放題のプライオリティパスとは?
空港ラウンジでは出来立ての食事やアルコール、シャワールームが備わり、出発までの時間を優雅に過ごすことができます。
そんな空港ラウンジを世界中で使い放題のサービスがあることをご存知でしょうか?
プライオリティパスとは「世界145カ国・1,500カ所以上」の空港ラウンジを利用できる会員制のサービスとなっています。
プライオリティパスには以下の3種類があり、何度でも利用可能な「プレステージ」会員の資格は429USドルと日本円で7万円以上もしてしまいます。
プラン | スタンダード | スタンダード・プラス | プレステージ |
---|---|---|---|
年会費 | 99ドル 約15,000円 | 329ドル 約50,000円 | 469ドル 約71,000円 |
利用料金 | 35ドル 約5,000円 | 10回無料 11回目より35ドル(5,000円) | 無料 |
とてもじゃないけれどもたまにしか行かない旅行にそんな年会費を払えないですよね・・・( ノД`)
でももっとおトクにプライオリティパスを発行する方法があります!
それはプライオリティパスが付帯するクレジットカードを発行することです。
プライオリティパスが付帯するクレジットカードには複数ありますが、年会費などを比較表にまとめてみました。
①楽天プレミアムカード
プライオリティパスのクレジットカードは年会費が高額なクレジットカードが多い中、最も気軽な年会費で空港ラウンジを楽しめるのが楽天プレミアムカードになります。
プライオリティパスのレストランにも対応しているため、やんまだけでなく、成田・関西・中部空港にあるお好み焼レストランの「ぼでじゅう」も無料で利用することができます。
楽天プレミアムカードは国内外のラウンジに入れるだけでなく、楽天市場でのポイントが+2倍になり、楽天ポイントがあっという間にたまります。
また、自宅⇔空港間の手荷物宅配が年間2回まで無料の特典もついてくるのも大きな魅力です。
手荷物宅配は通常2000~3000円程度掛かることを考えると、元を取るのは比較的簡単かと思います。
注意点としては、2025年からプライオリティパスの利用が5回/年までの利用に制限されてしまいます。
ただ各シーズン1回の旅行の方には年間5回でも十分という方も多いのではないでしょうか。
\お得な年会費で世界中の空港ラウンジに入れる/
②セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」は国内外の空港ラウンジに入り放題になるプレステージ会員が付帯するだけでなく、JALマイルの還元率が1.125%と高還元になっています。
楽天プレミアムカードよりも年会費は高くなってしまいますが、旅行回数の多い方には「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」がオススメです。
まとめ
上海空港第1ターミナルと第1サテライトターミナルにはそれぞれ中国東方航空が運営するChina Eastern Airlines Loungeと、民間企業が運営するFirst Class Loungeがあります。
本記事では第1サテライトターミナルのChina Eastern Airlines Loungeへの行き方や雰囲気、食事内容についてご紹介しました。
China Eastern Airlines LoungeはFirst Class Loungeよりも設備や食事の面で優れており、中国のラウンジとしてはかなり高いレベルにあると感じました。
スカイチームの航空会社の利用客のみが対象となっている点には注意が必要ですが、対象の方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。